下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成19年 問47

【問 47】管理業務主任者に関する次のアからエまでの記述のうち、マンション管理適正化法の規定によれば、正しいものはいくつあるか。

ア 管理業務主任者とは、マンション管理適正化法第59条に規定する国土交通大臣の登録を受けた者をいう。

イ 管理業務主任者登録簿に、氏名、生年月日その他必要な事項を登載された者は、登録の更新申請を行わなければ、登録日以後5年をもってその登録の効力を失う。

ウ 管理業務主任者は、その事務を行うに際し、マンションの区分所有者等その他の関係者から請求があったときは、管理業務主任者証を提示しなければならない。

エ 管理業務主任者が、他人に自己の名義の使用を許し、当該他人がその名義を使用して管理業務主任者である旨の表示をしたときであって情状が特に重いときは、国土交通大臣は、当該管理業務主任者に対し、必要な指示をしなければならない。

1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ

【解答及び解説】

【問 47】 正解1

ア 誤り。管理業務主任者とは、管理業務主任者証の交付を受けた者をいう。登録をしているだけでは不十分である。
*マンション管理適正化法2条9号

イ 誤り。管理業務主任者の登録は、取り消されない限り一生有効であり、5年というような有効期間の定めはない。

ウ 正しい。管理業務主任者は、その事務を行うに際し、マンションの区分所有者等その他の関係者から請求があったときは、管理業務主任者証を提示しなければならない。
*マンション管理適正化法63条

エ 誤り。管理業務主任者が、他人に自己の名義の使用を許し、当該他人がその名義を使用して管理業務主任者である旨の表示をしたときで、情状が特に重いときは、国土交通大臣は登録を取り消さなければならないのであり、指示処分では済まない。
*マンション管理適正化法65条1項4号

以上より、正しいものは、ウの一つであり、肢1が正解となる。