下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成19年 問40

【問 40】宅地建物取引業者が、マンションの販売を行う場合における宅地建物取引業法第35条の規定に基づく重要事項の説明に関する次の記述のうち、同条の規定に違反しないものはどれか。

1 当該マンションの買主が宅地建物取引業者であったため、重要事項の説明を宅地建物取引主任者でない従業員に行わせた。

2 当該マンションの買主の承諾が得られたため、重要事項説明書の交付を行わなかった。

3 当該マンションの引渡しの時期については定まっていなかったため、説明しなかった。

4 当該マンションの共用部分に関する規約が案の状態であったため、その案についての説明を行わなかった。

【解答及び解説】

【問 40】 正解 1及び3

1 違反しない。重要事項の説明は宅地建物取引士が行わなければならないが、そもそも宅地建物取引業者相互間の取引においては、重要事項の「説明」は不要である。ただ、法律上の義務ではないにしても、宅地建物取引業者が自主的に重要事項の説明を行うことは差し支えなく、その際には宅地建物取引士が説明を行う必要はない。
*宅地建物取引業法35条1項

2 違反する。重要事項の説明書の交付及び説明は、必ず行わなければならず、買主の承諾が得られた場合であっても省略することはできない。
*宅地建物取引業法35条1項

3 違反しない。「宅地又は建物の引渡しの時期」というのは、重要事項の説明の対象とはなっていない。
*宅地建物取引業法35条1項

4 違反する。「共用部分に関する規約の定め(その案を含む。)があるときは、その内容」は重要事項の説明が必要であり、規約が「案」の状態であっても、その「案」を説明しなければならない。
*宅地建物取引業法施行規則16条の2第2号

【【解法のポイント】】本問は、本来は肢1は「違反する」ということでしたが、法改正により「違反しない」に変更になったため、肢3だけでなく肢1も正解に含まれるようになりました。