下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成19年 問28

【問 28】既存マンションの地震対策として、最も不適切なものはどれか。

1 屋上の高置水槽に転倒等の防止のための補強をする。

2 1階ピロティ部分の開口部に鉄骨のブレースを設置する。

3 1階ピロティ部分の開口部を軽量ブロックで塞ぐ。

4 1階ピロティ部分の柱に炭素繊維シートを巻く。

【解答及び解説】

【問 28】 正解 3

1 適切。屋上の高置水槽は、建物の揺れにより転倒の危険が高いので、その補強をするのは地震対策として適切である。

2 適切。1階ピロティ部分は、壁がないため耐震性が弱いので、その開口部に鉄骨のブレースを設置するのは、地震対策として適切である。

3 不適切。1階ピロティ部分は、壁がないため耐震性が弱いが、それを補強するためには耐震壁やブレースを設置することは有効であるが、開口部を軽量ブロックで塞いだくらいでは、地震対策としては不十分である。

4 適切。炭素繊維シートは、軽量で強度に優れており、1階ピロティ部分の柱に炭素繊維シートを巻くことは、地震対策として適切である。