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管理業務主任者 過去問解説 平成19年 問17

【問 17】 建築基準法(昭和25年法律第201号)第2条の用語の定義に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 耐火性能とは、通常の火災が終了するまでの間当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。

2 準耐火性能とは、通常の火災による延焼を抑制するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。

3 防火性能とは、当該建築物で発生した通常の火災が、周囲建築物に延焼することを抑制するために当該建築物の内壁又は天井に必要とされる性能をいう。

4 遮炎性能とは、通常の火災時における火炎を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能をいう。

【解答及び解説】

【問 17】 正解 3

1 正しい。耐火性能とは、通常の火災が終了するまでの間当該火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。
*建築基準法2条7号

2 正しい。準耐火性能とは、通常の火災による延焼を抑制するために当該建築物の部分に必要とされる性能をいう。
*建築基準法2条7号の2

3 誤り。防火性能とは、「建築物の周囲」において発生する通常の火災による延焼を抑制するために当該「外壁」又は「軒裏」に必要とされる性能をいう。つまり、防火性能というのは、外からの延焼を防ぐために必要な性能のことである。
*建築基準法2条8号

4 正しい。遮炎性能とは、通常の火災時における火炎を有効に遮るために防火設備に必要とされる性能をいう。
*建築基準法2条9号の2