下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成18年 問33

【問 33】 区分所有者又は共有者に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 各共有者は、共用部分の保存行為をすることができる。

2 各区分所有者は、管理者に不正な行為その他その職務を行うに適しない事情があるときは、その解任を裁判所に請求することができる。

3 各区分所有者は、建物の価格の2分の1以下に相当する部分が滅失したときは、滅失した共用部分及び自己の専有部分を復旧することができる。

4 専有部分の各共有者は、集会においてそれぞれ持分に応じて議決権を行使することができる。

【解答及び解説】

【問 33】 正解 3

1 正しい。共用部分の保存行為は、各共有者がすることができる。
*区分所有法18条1項

2 正しい。管理者に不正な行為その他その職務を行うに適しない事情があるときは、各区分所有者は、その解任を裁判所に請求することができる。
*区分所有法25条2項

3 正しい。建物の価格の2分の1以下に相当する部分が滅失したときは、各区分所有者は、滅失した共用部分及び自己の専有部分を復旧することができる。
*区分所有法61条1項

4 誤り。専有部分が数人の共有に属するときは、共有者は、議決権を行使すべき者一人を定めなければならない。専有部分の各共有者が、それぞれその持分に応じて個別に議決権を行使することはできない。
*区分所有法40条