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管理業務主任者 過去問解説 平成18年 問26

【問 26】 マンションの屋上の露出アスファルト防水層の改修に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 既存の平場防水層は、すべて撤去しなければならない。

2 改修工法として、断熱防水工法を選定した場合には、積載荷重増加に対する構造的な検討が必要である。

3 改修工法としては、溶融アスファルトを用いた熱工法によるアスファルト防水が最も簡便な工法といえる。

4 既存のパラペット部の立ち上り防水層はすべて撤去し、新たな防水層を施工しなければならない。

【解答及び解説】

【問 26】 正解 2

1 不適切。マンションの屋上の露出アスファルト防水層の改修には、既存の防水層をすべて剥がし、新規に防水下地を造る方式だけでなく、既存防水層の上に,新規アスファルト防水を施工するかぶせ方式があり、既存の防水層をすべて撤去しなければならないわけではない。

2 適切。改修工法として、断熱防水工法を選定した場合、断熱材を使用するため、その分の積載荷重増加に対する構造的な検討が必要である。

3 不適切。改修工法としては、溶融アスファルトを用いた熱工法によるアスファルト防水より、改質アスファルト防水などの方が簡便である。

4 不適切。改修には、既存のパラペット部の立ち上り防水層をすべて撤去し、新たな防水層を施工しなくとも、既存防水層の上に,新規アスファルト防水を施工するかぶせ方式もあり得る。