下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成18年 問25
【問 25】 住宅の品質確保の促進等に関する法律(平成11年法律第81号)に基づく日本住宅性能表示基準のうちの既存住宅(評価住宅に限る)の「維持管理・更新への配慮に関すること」に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 維持管理対策等級は、等級1から等級3の3段階で示されているが、等級1が最も性能が高い。
2 維持管理対策等級は、専用配管と共用配管に分けて示されているが、専用配管に関し各等級で要求している措置は、一戸建ての住宅と共同住宅等では異なる。
3 維持管理対策等級は、給水管及び排水管の維持管理を容易とするため必要な対策の程度を示したもので、ガス管は含まれない。
4 維持管理対策等級の共用配管において、最も高い性能を要求する等級では、「清掃、点検及び補修ができる開口が住戸外に設けられている等、維持管理を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている」とされている。
【解答及び解説】
【問 25】 正解 4
1 不適切。維持管理対策等級は、等級1から等級3の3段階で示されているという点は正しいが、等級1が最も性能が低く、等級3が最も性能が高い。
2 不適切。維持管理対策等級は、専用配管と共用配管に分けて示されているという点は正しいが、専用配管に関し各等級で要求している措置は、一戸建ての住宅と共同住宅等では同じである。
3 不適切。維持管理対策等級は、給水管及び排水管の維持管理を容易とするため必要な対策の程度を示したものであるという点は正しいが、この中にはガス管も含まれる。
4 最も適切。維持管理対策等級の共同配管において、最も高い性能を要求する等級3では「清掃、点検及び補修ができる開口が住戸外に設けられている等、維持管理を容易にすることに特に配慮した措置が講じられている」とされている。