下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成18年 問18

【問 18】 建築基準法第12条に基づく定期調査、定期検査に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1 定期調査を行わなければならない建築物の用途、規模等は、国土交通大臣が指定する。

2 昇降機以外の建築設備で定期検査を行わなければならないものは、政令又は特定行政庁が指定する。

3 定期調査の対象となった共同住宅の調査は、5年間隔で行う。

4 所有者と管理者が異なる場合においては、定期調査、定期検査の結果を特定行政庁に報告する義務があるのは所有者である。

【解答及び解説】

【問 18】 正解 2

1 誤り。定期調査は、一定の建築物で「政令」で定めるもの又は「特定行政庁」が指定するものについて行われる。
*建築基準法12条1項

2 正しい。定期検査は、昇降機以外の建築設備で政令又は特定行政庁が指定するものについて行われる。
*建築基準法12条3項

3 誤り。建築基準法第12条第1項の規定による報告の時期は、建築物の用途、構造、延べ面積等に応じて、おおむね6月から3年までの間隔をおいて特定行政庁が定める時期とされている。
*建築基準法施行規則5条1項
4 誤り。定期調査及び定期検査の結果を特定行政庁に報告する義務があるのは、基本的には所有者であるが、所有者と管理者が異なる場合においては、管理者が行うことになっている。
*建築基準法12条1項・3項