下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成17年 問22

【問 22】 マンションの給水タンクに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 タンク内部の保守点検用マンホールの大きさは、60cmの円が内接できるものとした。

2 タンクの底部を、建築物の躯体コンクリート床面に接して設置した。

3 タンクは、清掃・保守・点検時にも断水が生じないように、中間仕切り方式とした。

4 オーバーフロー管及び水抜管は、間接排水とした。

【解答及び解説】

【問 22】 解答 2

1 適切。給水タンク及び貯水タンクは、内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる位置に、直径60cm以上の円が内接することができるマンホールを設ける必要がある。
*昭和50年建設省告示第1597号

2 不適切。外部から給水タンク等の天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるように設けなければならず、タンクの底部は床から60cmの空間を確保する必要があるので、建築物の躯体コンクリート床面に接して設置することはできない。
*昭和50年建設省告示第1597号

3 適切。給水タンクを区画し、中間で仕切る中間仕切り方式にすると、清掃・保守・点検時にも断水が生じないようにすることができる。

4 適切。オーバーフロー管及び水抜管を間接排水とすれば、オーバーフロー水の逆流を防止することができる。