下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成17年 問21

【問 21】 エレベーターに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 エレベーターの保守契約の一方式であるPOG(Parts Oil and Grease)契約の場合、建築基準法第12条に基づく定期検査に要する費用は、一般に別途料金となる。

2 エレベーターの保守会社は、各部位の点検を、日本工業規格の昇降機の検査標準に基づいて行っている。

3 エレベーターの定期検査報告済証は、かご内の見やすい位置に掲示しなければならない。

4 エレベーターの定期検査は、年1回以上行わなければならない。

【解答及び解説】

【問 21】 解答 1

1 不適切。POG契約は、清掃、注油、調整、小額の消耗品の補充・交換だけでなく、定期的な点検の費用も含まれる。

2 適切。エレベーターの各部位の点検については、建築基準法には規定がなく、日本工業規格の昇降機の検査標準に基づいて行っている。

3 適切。昇降機の所有者又は管理者は、昇降機ごとに、「定期検査報告済証」を、エレベーターにあっては、かご内の見やすい位置に掲示するものとする。
*昇降機の維持及び運行の管理に関する指針 第10
4 適切。昇降機の所有者は、年1回以上、一級建築士若しくは二級建築士又は国土交通大臣が定める資格を有する者に検査をさせて、その結果を特定行政庁に報告しなければならない。
*建築基準法12条3項