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管理業務主任者 過去問解説 平成17年 問20

【問 20】 建築物の仕上げ材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 木材は、大気中では含水率が大きいと腐朽菌の害、虫害を受けやすい。

2 集成材は、挽き板(ラミナ)又は小角材などを、繊維方向を長さの方向に平行に組み合わせ、接着剤により集成したものである。

3 ファイバーボードは、木材などの植物質繊維を原料として成形した面材の総称である。

4 石膏ボードは、焼石膏を芯材として両面に石膏液をしみこませた厚紙を貼り、圧縮成形した面材であるが、防火性・遮音性は劣る。

【解答及び解説】

【問 20】 解答 4

1 適切。木材は、できるだけ乾燥しているものを用いるのが望ましく、大気中では含水率が大きいと腐朽菌の害、虫害を受けやすい。

2 適切。集成材は、挽き板(ラミナ)又は小角材などを、繊維方向を長さの方向に平行に組み合わせ、接着剤により集成したもので、通常の木材よりも、強度のばらつきが小さくなる。

3 適切。ファイバーボードは、木材などの植物質繊維を原料として成形した面材の総称で、均質な材料で、木材の持つ異方性はほとんどない。

4 不適切。石膏ボードは、石膏を芯材として両面に石膏液をしみこませた厚紙を貼り、圧縮成形した面材であるが、防火性・遮音性は優れている。