下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成16年 問36

【問 36】 次の記述のうち、マンション標準管理規約第32条の定めによれば、管理組合の業務としているものは、いくつあるか。

ア マンション及び周辺の風紀、秩序及び安全の維持、防災並びに居住環境の維持及び向上に関する業務

イ 専有部分全住戸の予備錠の保管

ウ 官公署、町内会等との渉外業務

エ 管理組合の消滅時における残余財産の清算

1 一つ
2 二つ
3 三つ
4 四つ
【解答及び解説】

【問 36】 正解 3

ア 管理組合の業務である。「マンション及び周辺の風紀、秩序及び安全の維持、防災並びに居住環境の維持及び向上に関する業務」というのは、管理組合の業務として列挙されている。
*標準管理規約32条15号

イ 管理組合の業務ではない。「区分所有者が管理する『専用使用部分』について管理組合が行うことが適当であると認められる管理行為」は管理組合の業務とされているが、『専有部分』全住戸の予備錠の保管は、管理組合の業務とするのは行き過ぎである。
*標準管理規約32条8号

ウ 管理組合の業務である。「官公署、町内会等との渉外業務」というのは、管理組合の業務として列挙されている。
*標準管理規約32条11号

エ 管理組合の業務である。「管理組合の消滅時における残余財産の清算」というのは、管理組合の業務として列挙されている。
*標準管理規約32条16号

以上より、管理組合の業務としているものは、ア・ウ・エの三つであり、正解は肢3となる。