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管理業務主任者 過去問解説 平成16年 問33

【問 33】 管理者に関する次の記述のうち、区分所有法の規定によれば、正しいものはどれか。

1 管理者は、規約を建物内に保管する義務があり、その保管場所を建物内の見やすい場所に掲示しなければならない。

2 管理者は、集会において、毎年1回一定の時期に、区分所有者に対し、その事務に関する一定の事項を記載し、記名した書面を交付して、報告しなければならない。

3 管理者に不正な行為その他その職務を行うに適しない事情があるときは、各区分所有者は、その解任を建物の所在地の市町村長を経由して都道府県知事に請求することができる。

4 管理者の権利義務は、区分所有法及び規約に定めるもののほか、委任に関する規定によることとされている。

【解答及び解説】

【問 33】 正解 4

1 誤り。規約は、管理者が保管しなければならず、規約の保管場所は、建物内の見やすい場所に掲示しなければならないという規定はあるが、規約の保管場所を建物内に限定する旨の規定はない。
*区分所有法33条

2 誤り。管理者は、集会において、毎年1回一定の時期に、その事務に関する報告をしなければならないが、報告する方法について、その事務に関する一定の事項を記載し、記名した書面を交付して行わなければならない旨の規定はない。
*区分所有法43条

3 誤り。管理者に不正な行為その他その職務を行うに適しない事情があるときは、各区分所有者は、その解任を「裁判所」に請求することができる。都道府県知事に請求するわけではない。
*区分所有法25条2項

4 正しい。区分所有法及び規約に定めるもののほか、管理者の権利義務は、委任に関する規定に従う。
*区分所有法28条