下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成16年 問25

【問 25】 避雷設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 高さ25mの建築物であれば、いかなる場合でも避雷設備を設けなければならない。

2 避雷設備の構造方法は、日本工業規格A4201(建築物等の避雷設備(避雷針)-1992)に適合する構造にしなければならない。

3 危険物貯蔵庫に設置する避雷設備の保護角は、30°以下でなければならない。

4 避雷設備は、2年に1回の定期検査を必要とする。

【解答及び解説】

【問 25】 正解 2

1 不適切。高さ20メートルをこえる建築物には、有効に避雷設備を設けなければならないが、周囲の状況によって安全上支障がない場合においては、設ける必要はない。
*建築基準法33条

2 適切。避雷設備の構造方法は、日本工業規格A4201(建築物等の避雷設備(避雷針)-1992)に適合する構造にしなければならない。

3 不適切。火薬および可燃物性ガス・液体などの危険物を扱う製造所、貯蔵所の保護角は45度以下とされている。

4 不適切。雷保護システムの信頼性を保つためには,定期的な検査を行うことが基本的条件である。不備が確認された場合には,遅滞なく修理を行わなければならない、とされているが、検査の頻度については示されていない。