下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成15年 問30
【問 30】 マンションの長期修繕計画作成上の留意事項として、最も不適切なものはどれか。
1 長期修繕計画の作成方法としては、マンションの個別性を盛り込んだ上で修繕部位及び修繕部位ごとの修繕仕様、修繕周期を設定し、設計図書及び必要箇所の実測によって修繕部位ごとの数量を積算する。
2 長期修繕計画の内容については、定期的な見直しをすることが必要である。
3 長期修繕計画は、建物を長期にわたって良好に維持、管理していくために計画的に実施する必要のある大規模修繕の実施時期及び工事費用の額を予測し、それによって必要と考えられる修繕積立金の額を算出するために作成される。
4 共用設備の保守維持費、経常的な補修費は、長期修繕計画の修繕費用とすべきものである。
【解答及び解説】
【問 30】 正解 4
1 適切。長期修繕計画の作成方法としては、マンションの個別性を盛り込んだ上で修繕部位及び修繕部位ごとの修繕仕様、修繕周期を設定し、設計図書および必要箇所の実測によって修繕部位ごとの数量を積算する。
2 適切。長期修繕計画の内容については定期的な見直しをすることが必要である。
*標準管理規約32条関係コメント②
3 適切。長期修繕計画は、建物を長期にわたって良好に維持・管理していくためには、一定の年数の経過ごとに計画的に修繕を行っていくことが必要であり、その対象となる建物の部分、修繕時期、必要となる費用等について、あらかじめ必要と考えられる修繕積立金の額を算出するために作成される。
*標準管理規約32条関係コメント①
4 不適切。共用設備の保守維持費、経常的な補修費は、管理費であり、長期修繕計画の修繕費用となるものではない。