下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成15年 問23

【問 23】 排水設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 排水トラップ内部のたまり水を封水といい、封水深は25mm以上125mm以下とする。

2 排水横管の必要最小勾配は、管径が太くなるほど小さくなる。

3 特殊継手排水システムでは、一般にループ通気管のみを有している。

4 排水立て管に流れる流量は下層階ほど多くなるので、上層階の排水立て管の管径は、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径より小さくすることができる。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 2

1 不適切。排水トラップ内部のたまり水を封水というが、封水深は「50mm以上100mm以下」としなければならない。

2 適切。排水横管の勾配は、管径の細い管は勾配を大きく、太い管は小さくとる。

3 不適切。特殊継手排水システムは、排水横枝管から立て管へ排水が流入するとき、立て管断面をふさがないように工夫を加え、排水がスムーズに流れるようにしている継手で、伸頂通気管しか持たない。ループ通気管のみを有しているのではない。

4 不適切。排水立て管の管径は、最も大きな排水負荷を負担する部分、すなわち最下階の管径とし、最上階から最下階まで、同一の管径とする。