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管理業務主任者 過去問解説 平成15年 問19

【問 19】 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 ワーカビリチーとは、コンクリートの打込み作業の難易程度をいい、スランプ試験などによって評価される。

2 フレッシュコンクリート(生コン)に含まれるセメントペースト中のセメントに対する水の容積比を水セメント比という。

3 セメントと水との反応は発熱反応であり、この反応熱を水和熱という。

4 コンクリート中の空隙は、練り混ぜ・打込みの際に発生するものや、コンクリートの打込み後に混練水の一部が乾燥により失われることなどにより発生するものがある。

【解答及び解説】

【問 19】 正解 2

1 適切。ワーカビリチーとは、コンクリートの打込み作業の難易程度をいい、スランプ試験や落下試験などによって評価される。

2 不適切。水セメント比というのは、フレッシュコンクリート(生コン)に含まれるセメントペースト中のセメントに対する水の「重量比」のことをいう。

3 適切。セメントと水を合わせると発熱し、この反応熱のことを水和熱という。

4 適切。コンクリート中の空隙は、練り混ぜ・打込みの際に発生するが、コンクリートの打込み後に混練水の一部が乾燥により失われることなどによっても発生することがある。