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管理業務主任者 過去問解説 平成15年 問18

【問 18】 建築構造に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

1 直接基礎とは、上部構造からの荷重を杭などを用いずに直接地盤に伝える基礎をいう。

2 鉄筋コンクリート構造は一体式構造であり、トラス構造によるものが一般的である。

3 鉄筋コンクリート構造は、一般には、鉄骨鉄筋コンクリート構造よりさらに靭性(粘り強さ)の高い耐震耐火構造である。

4 壁は、柱・梁と一体であっても耐震要素として期待できない。

【解答及び解説】

【問 18】 正解 1

1 適切。直接基礎は、杭などを用いずに、上部構造の荷重を直接地盤に伝える基礎で、荷重を支えるだけの十分な強度を持った地盤である支持層が比較的浅い場合に用いられる。

2 不適切。鉄筋コンクリート造は、一体式構造であるという点は正しいが、ラーメン構造、壁式構造によるものが一般的である。

2 不適切。鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造よりさらに靭性の高い耐震耐火構造である。本肢の記述は逆である。

4 不適切。柱・梁と一体となった耐震壁は、地震時の水平荷重を負担するものとして耐震要素として期待できる。