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管理業務主任者 過去問解説 平成15年 問3
【問 3】 次のA欄に掲げる事実とB欄に掲げる権利の組み合わせとして、最も不適切なものはどれか。
【解答及び解説】
【問 3】 正解 4
1 適切。抵当権は、債務者又は第三者が占有を移転しないで債務の担保に供した不動産について、他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利である。
*民法369条1項
2 適切。不動産の保存の先取特権は、不動産の保存のために要した費用等に関し、その不動産について存在する。本肢の修繕工事代金の債権は、この不動産の保存のための費用に該当する。
*民法326条1項
3 適切。使用貸借は、当事者の一方がある物を引き渡すことを約し、相手方がその受け取った物について無償で使用及び収益をして契約が終了したときに返還をすることを約することによって、その効力を生ずる。
*民法593条
4 不適切。地上権は、他人の土地において「工作物又は竹木を所有」するため、その土地を使用する権利のことであり、更地のまま土地を使用する場合には設定できない。
*民法265条