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管理業務主任者 過去問解説 平成14年 問26

【問 26】 コンクリートに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 コンクリートの組成は一般にセメント、水及び混和材料からなり、製法及び成形が容易で、圧縮強度性状及び耐久性に優れている。

2 一般に普通コンクリートより比重の小さいものを総称して軽量コンクリートといい、断熱効果が大きく、間仕切り壁などに用いられる。

3 コンクリートやモルタルの性質を改良するための材料を総称して混和材料という。

4 内部に多量の小気泡を含ませて作った多孔質のコンクリートを気泡コンクリートといい、軽量で断熱性に優れている。

【解答及び解説】

【問 26】 正解 1

1 不適切。コンクリートは、製法は容易であり、また型枠に入れて作るので成形が容易である。また、圧縮強度及び耐久性に優れている。ただ、コンクリートは、セメント、水、「骨材」及び混和材料からなり、骨材が必要となる。

2 適切。軽量コンクリートは、軽量骨材を使用し、普通コンクリートより比重が小さく、断熱性や遮音性に優れ、間仕切り壁などに使用される。

3 適切。混和材料とは、コンクリートやモルタルの性質を改良するため練り混ぜの際に加える材料で、セメント、水、骨材以外の材料をいう。

4 適切。内部に多量の小気泡を含ませ、軽量で断熱性、耐火性に優れた多孔質のコンクリートを気泡コンクリートという。