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管理業務主任者 過去問解説 平成14年 問23

【問 23】 避雷設備に関する次の記述のうち、建築基準法の規定によれば、誤っているものはどれか。

1 高さ20mをこえる建築物には、周囲の状況のいかんにかかわらず、有効に避雷設備を設けなければならない。

2 避雷設備は、建築物の高さ20mをこえる部分を雷撃から保護するように設けなければならない。

3 避雷設備の構造は、雷撃によって生ずる電流を建築物に被害を及ぼすことなく安全に地中に流すことができるものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものでなければならない。

4 避雷設備の構造は、雨水等により腐食のおそれのある部分にあっては、腐食しにくい材料を用いるか、又は有効な腐食防止のための措置を講じたものでなければならない。

【解答及び解説】

【問 23】 正解 1

1 誤り。高さ20メートルをこえる建築物には、有効に避雷設備を設けなければならない。ただし、周囲の状況によって安全上支障がない場合においては、この限りでないとされている。
*建築基準法33条

2 正しい。避雷設備は、建築物の高さ20メートルをこえる部分を雷撃から保護するように設けなければならない。
*建築基準法施行令129条の14

3 正しい。避雷設備の構造は、雷撃によって生ずる電流を建築物に被害を及ぼすことなく安全に地中に流すことができるものとして、国土交通大臣が定めた構造方法を用いるもの又は国土交通大臣の認定を受けたものであることが必要である。
*建築基準法施行令129条の15第1号

4 正しい。避雷設備の構造は、避雷設備の雨水等により腐食のおそれのある部分にあっては、腐食しにくい材料を用いるか、又は有効な腐食防止のための措置を講じたものであることが必要である。
*建築基準法施行令129条の15第2号