管理業務主任者 過去問解説 平成14年 問21

【問　21】　マンションの排水設備に関する次の記述のうち、建築基準法によれば、誤っているものはどれか。

１　給水タンクの水抜管及びオーバーフロー管は、排水管に直接連結してはならない。

２　排水槽（排水を一時的に滞留させるための槽をいう。）の底の勾配は、吸い込みピットに向かって15分の１以上10分の１以下とする等内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる構造としなければならない。

３　排水トラップは、排水管内の臭気、衛生害虫の移動を有効に防止するため、二重に設けることが望ましい。

４　通気管は、配管内の空気が屋内に漏れることを防止する装置を設けた場合を除き、直接外気に衛生上有効に開放しなければならない。

【問　21】　正解　３

１　正しい。排水管は、給水タンク等の水抜管及びオーバーフロー管に直接連結しないことが必要である。

２　正しい。排水槽の底の勾配は、吸い込みピットに向かって１／15以上１／10以下となる等内部の保守点検を容易かつ安全に行うことができる構造としなければならない。

３　誤り。排水トラップは、二重トラップとならないように設けることが必要である。

４　正しい。通気管は、直接外気に衛生上有効に開放しなければならないが、配管内の空気が屋内に漏れることを防止する装置が設けられた場合にあっては、この限りではない。