管理業務主任者 過去問解説 平成13年 問42

【問　42】　マンションを分譲した場合の「アフターサービス」に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

１　アフターサービスは、売買契約締結後、契約で定めた一定期間、一定の部位について売主が無償で補修するという内容のサービスを行うことが一般的である。

２　アフターサービスの内容については、不動産業者の団体が標準的な規準を制定している。

３　アフターサービスは、天災地変等の不可抗力による損壊の場合も、その対象としていることが多い。

４　アフターサービスは、対象となる部位や種類により、サービス期間とその起算日を異にしている場合が多い。

【問　42】　正解　３

１　適切。アフターサービスは、売買契約や請負契約に伴い、当該契約に基づいて物件の欠陥箇所の補修を無償で行うものが一般的である。

２　適切。アフターサービスの内容については、一般社団法人不動産協会によってアフターサービス規準が設けられている。

３　不適切。アフターサービスは、天災地変（地震・火災・風・水・雪害）等、不可抗力による場合には、適用除外とされている。

４　適切。アフターサービスは、対象となる部位や種類により、サービス期間とその起算日を異にしている場合が多い。たとえば、構造耐力上主要な部分および雨水の浸入を防止する部分において、引渡しから10年間であるのに対し、それ以外のマンションの共用部分については、供用を開始した日（区分所有者の一人が最初に使用した日）から、部位や種類により様々な年数が規定されている。