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管理業務主任者 過去問解説 平成13年 問27

【問 27】 建築材料に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 コンクリートの強度は、水とセメントの比率により大きな影響を受けるが、水分の比率が多いほど強度、耐久性が増大する。

2 コンクリート用骨材は、骨材の比重により、普通骨材、軽量骨材、重量骨材に分類される。

3 木材は、湿気の多いところでは腐りやすいので、特に1階廻り床下地材に使用する場合には防腐処理を行うのが一般的である。

4 合板とは、単板を何枚も積み重ね、接着剤で張り合わせて1枚の板としたものである。

【解答及び解説】

【問 27】 正解 1

1 不適切。コンクリートの強度は、水とセメントの比率により大きな影響を受けるという点は正しいが、水分の比率が少ないほど強度、耐久性が増大する。

2 適切。コンクリート用骨材とは、コンクリート又はモルタルに用いる砂、砂利をいうが、骨材は比重によって普通骨材、軽量骨材、重量骨材に分類される。

3 適切。木材は湿気の多いところでは腐りやすいので、特に1階廻り床下地材のような地面に近い場所で使用する場合には防腐処理を行うのが一般的である。

4 適切。合板とは、単板の繊維方向を直行させ接着剤で積層したものであり、単板に比べて温度による狂いや膨脹収縮の方向性が少ない。