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管理業務主任者 過去問解説 平成13年 問26

【問 26】 建築構造に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 鉄骨造(S造)は、構造上主要な骨組部分に、形鋼、銅板等の鋼材を用いて組み立てた構造である。

2 鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋とコンクリートの長所を生かすように合理的に組み合わせた構造で、一般的に鉄骨造に比べ耐火性に優れている。

3 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄骨骨組みの周りに鉄筋を配しコンクリートを打ち込んだ構造で、一般的に鉄筋コンクリート造に比べ耐火性には優れているが、耐震性には劣る構造である。

4 木造は、主要な構造部分に木材を用いた構造であり、建築基準法上必要な要件を満たせば3階建て建築物の建築が可能である。

【解答及び解説】

【問 26】 正解 3

1 適切。鉄骨造とは、構造上主要な骨組部分に、形鋼、銅板などの部材を用いて組み立てた構造である。

2 適切。鋼材は不燃構造であるが、火熱により耐力が低下するので、鉄筋をコンクリートで覆っている鉄筋コンクリート造の方が、鉄骨造に比べて耐火性に優れている。

3 不適切。鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄骨を鉄筋コンクリートで覆っている構造であり、鉄筋コンクリート造に比べて、耐震性にも優れている。

4 適切。木造建築物は、主要構造部が木材の柱・梁等で構成されている構造で、建築基準法上一定の要件を満たせば、3階建ての木造建築物も可能となっている。