下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。
管理業務主任者 過去問解説 平成13年 問23
【問 23】 建築設備に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1 建築基準法の規定によれば、高さ20mを超える建築物(一定のものを除く。)には、非常用の昇降機を設けなければならない。
2 建築基準法の規定によれば、高さ20mを超える建築物には、周囲の状況により安全上支障がない場合を除いて、有効に避雷設備を設けなければならない。
3 建築物への電力の供給は、供給電圧により、「低圧引き込み」及び「高圧引き込み」の2種類のどちらかに分けられる。
4 マンションに「高圧引き込み」で電力を供給する場合には、借室変電設備(借室電気室)を設置するが、借室変電設備の維持管理は、管理組合で行わなければならない。
【解答及び解説】
【問 23】 正解 2
1 不適切。高さ31メートルをこえる建築物(政令で定めるものを除く。)には、非常用の昇降機を設けなければならない。
*建築基準法34条2項
2 適切。高さ20メートルをこえる建築物には、有効に避雷設備を設けなければならない。ただし、周囲の状況によって安全上支障がない場合においては、この限りでない。
*建築基準法33条
3 不適切。建築物への電力の供給は、供給電圧により、「低圧引き込み」「高圧引き込み」「特別高圧引き込み」の3種類に分類される。
4 不適切。高圧引き込みで電力を供給する場合、電力会社の要望によりマンション敷地内に借室変電設備を設けるが、この借室変電設備の維持管理は電力会社の責任で行われる。