下記の問題及び解説は、必ずしも現時点における法改正及びデータを反映したものではない場合があります。

管理業務主任者 過去問解説 平成13年 問20

【問 20】 排水及び浄化槽に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 マンションの排水は、汚水、雑排水、雨水に大別される。

2 マンション敷地内の排水方法には、汚水と雑排水を同一の系統で排水する合流式と、汚水と雑排水を別々の系統で排水する分流式がある。

3 浄化槽法(昭和58年法律第43号)の規定によれば、浄化槽の所有者、占有者その他の者で浄化槽の管理について権原を有するものは、浄化槽の保守点検が義務づけられているが、清掃は義務づけられていない。

4 浄化槽法の規定によれば、処理対象人員が501人以上の浄化槽の管理者は、原則として環境省令で定める資格を有する技術管理者を置かなければならない。

【解答及び解説】

【問 20】 正解 3

1 適切。マンションの排水は、汚水(トイレ排水)、雑排水(キッチン・風呂・洗面)、雨水に大別される。

2 適切。マンション敷地内の排水方法には、汚水と雑排水を同一の系統で排水する合流式と、汚水と雑排水を別々の系統で排水する分流式がある。

3 不適切。浄化槽管理者は、毎年一回(環境省令で定める場合にあっては、環境省令で定める回数)、浄化槽の保守点検及び浄化槽の「清掃」をしなければならない。
*浄化槽法10条1項

4 適切。処理対象人員が501人以上の浄化槽の管理者は、当該浄化槽の保守点検及び清掃に関する技術上の業務を担当させるため、原則として環境省令で定める資格を有する技術管理者を置かなければならない。
*浄化槽法10条2項、同施行令1条