「又は」「及び」
【解説】
実は、「又は」「及び」の本来の使い分けは大変難しく、なかなか手ごわいものですが、宅建試験においては、「基本的」な使い方が分かれば、試験問題を解くのに問題はありませんので、その「基本的」な部分を解説しましょう。
なお、この「又は」「及び」の意味を知っていれば、問題を解くときだけでなく、一般的に法律の本を読むときに役に立ちます。
「又は」というのは、英語の「or」にあたり、どちらか「1つ」という意味です(選択的接続)。「A又はB」というと、AとBのどちらか1つということです。
次に、「及び」というのは、英語の「and」にあたり、「両方」という意味です(併合的接続)。「A及びB」というのは、AもBも2つともという意味です。