嫡出子・非嫡出子

【解説】

【読み方】ちゃくしゅつし、ひちゃくしゅつし

本日は、基本的な用語で、「嫡出子」「非嫡出子」について説明します。宅建の範囲では、権利関係>民法>相続、ということになります。
この用語は、もともとは民法でも、通常は「親族」のところで勉強しますが、宅建試験では「親族」というのは直接出題されたことはないので、あくまで「相続」の範囲で、相続の問題を解くに当たって必要な用語として登場する言葉です。
したがって、それほど深く理解が問われたことはなく、簡単に理解できればいいと思います。

嫡出子とは、婚姻関係にある夫婦の間に生まれた子をいいます。いわゆる普通の実子のことです。
それに対して、非嫡出子は婚姻関係にない男女の間に生まれた子です。いゆわる婚外子のことです。

そして、ここで「婚姻関係」というのは、相続の部分で勉強しますが、その厳格性、明確性という観点から、あくまで法律上の婚姻関係を指します。したがって、内縁関係にある男女の間の子も非嫡出子です。

最後に、この嫡出子・非嫡出子について、相続に関して重要な法改正がありました。以前は、非嫡出子の相続分は、嫡出子の相続分の1/2しかありませんでしたが、現在は、嫡出子でも非嫡出子でも相続分は同じです。

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