※この記事は一般的な条文解説で、宅建等の資格試験の範囲を超えた内容も含みます。当サイトの記事が読みやすいと感じた方は、当サイトと資格試験向け教材の関係をご覧下さい。

建築基準法76条(建築協定の廃止)

【解説】

建築協定の「締結」と「変更」は土地所有者等の「全員」の合意が必要ですが、これに対して、建築協定を「廃止」する場合は、「過半数」の合意があれば廃止できます。

建築協定のある地域は特殊な地域なわけですから、特殊な地域になるには「全員」の合意が必要です。それに対して建築協定を廃止するということは、建築協定のない普通の地域に戻ることになるわけですから、普通の地域に戻るのに「全員」の合意までは不要です。

「締結=全員 → 変更=全員 → 廃止=過半数」というのはしっかり覚えておいて下さい。