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不動産登記法60条(共同申請)

【解説】

共同申請主義とは、「権利に関する登記の申請は、法令に別段の定めがある場合を除き、登記権利者及び登記義務者が共同してしなければならない。」というものです。

そもそも権利の登記というのは、登記官は形式的審査権しかありません。書類が揃っていれば受け付けてくれます。

しかし、それでは虚偽の登記が多くなるおそれがあります。

そこで、登記権利者だけでなく、登記によって不利益を受ける登記義務者も登記手続に参加させることによって、虚偽の登記をなくそうというわけです。売買契約で、登記を失う売主も共同で申請してくれれば、間違いはないだろうということですね。